令和5年　8月献立

8月最初の季節献立は、冷たいとろろそばでした。

暑い日にぴったりな冷たい麺の提供に大変好評をいただきました。

喫食直前に冷たいそばつゆをかけて召し上がっていただきました。

そばととろろが絡み合って、食べやすい麺は定評があります。

また来年も、暑くて食欲が低下する時期に提供できればと思います。

麺禁の方には、鯵の南蛮漬けの提供を行いました。

冷たい麺に合わせて、冷たくても美味しく食べられる主菜にいたしました。

酸味のあるタレと鯵が食欲をそそる一品に仕上がったかと思います。

夏らしい混ぜご飯に、枝豆ご飯の提供を行いました。

枝豆としらすを入れて、素朴だけれど美味しい主食になりました。

主菜には銀たらを照り焼きにし、豪華に仕上げました。

脂ののった銀たらは照り焼きというシンプルな調理だからこそ味が引き立って満足感が得られたかと思います。

お粥の方には、枝豆雑炊の提供を行いました。色味も綺麗に仕上がり、お粥の方のも満足いただけました。

8月の麺類第二弾は、そうめんでした。

茗荷やオクラをトッピングし、さわやかに仕上げております。

そうめんだけでは物足りない方もいるため、冷菜はポテトサラダにいたしました。

今年の夏は本当に暑いので、冷たくさっぱりしたそうめんに皆様大変喜ばれておりました。

麺禁の方には、海老茶巾の提供を行いました。

海老のうま味が詰まった美味しい一品です。

入居者様全員に麺類を提供したい気持ちがありますが、安全面を考慮し咀嚼嚥下に問題のある方、ないし嗜好で麺を好まない方には麺類の提供を控えております。

その分代替食でも楽しんでいただけるよう、日々試行錯誤しております。

山の日は卵巻き寿司の提供を行いました。

卵シートで巻いたご飯にはゆかりで味付けをしています。

巻き寿司の具は、胡瓜・椎茸・かにかまです。

鮮やかで華やかな見た目で、別添えの醤油を使用し物足りなさを感じにくく提供できたかと思います。

果物には、生の桃を1/2個(約100g)提供致しました。

普段なかなか召し上がることが叶わない旬の果物を提供でき、また皆様に大変喜んでいただけて良かったです。

お粥の方に巻き寿司の提供は困難だった為、かに雑炊の提供を行いました。

巻き寿司と少しでも同じ食材を使用したいと考え、卵やかにかまが一致するようにいたしました。

米飯・軟飯の方の食事の方が豪華に見えたり変化が多かったりと、お粥の方が不憫に感じるかもしれません。

調理上どうしても困難なものの場合は、今回の雑炊のように少しでも材料を一致させ、且つ美味しく仕上げていきたいと思います。

居酒屋のメニューにありそうなトマトのお浸は、「丸ごとトマトをかじりたい。」という入居者様からの多数の要望を反映させた冷菜です。

お浸という名前ですが、ドレッシングを使用してさっぱり仕上げています。

焼きそばやたこ焼きがこってりしているので、玉ねぎや紫蘇を添えて軽めに仕上げ、バランスを取りました。

湯剥きしたトマトなので、安全に召し上がっていただけました。

麺の提供が可能な方には、平皿に焼きそばをたこ焼きを相盛りで提供いたしましたが、麺類が食べられない方にはたこ焼きを小鉢に盛り、主食を中華風の混ぜご飯と雑炊に致しました。

せっかくの行事食ですので、しっかり満足いただけるよう混ぜご飯の提供を行いましたが、喜んでいただけて安心いたしました。

お盆の明けに、お盆うどんの提供を行いました。

茄子・油揚げ・椎茸・茗荷をトッピングしています。

地域によってお盆にはこういったうどんを召し上がってきた方がおり、大変喜んでいただけました。

麺禁の方には、錦糸卵を乗せた海老しんじょうの提供を行いました。

お盆の締めくくりとしてのお食事に満足いただけたかと思います。

明け団子にずんだを使用したお餅風デザートの提供を行いました。

昨年の明け団子にはこしあんを使用致しましたが、今年はずんだにしてみました。

程よい甘さのずんだに、口の中でとろけるお餅風ムース、大変好評でした。

本物のお餅をご所望の入居者様もおりますが、窒息リスクが高い為、少しでも安全に満足いただけるようムースでの対応としております。