介護老人保健施設「ユニットケア泉」
施設長 相田 弘秋 医師

仙台市圏の
本格的な超高齢化社会は
これからです。

施設長 相田 弘秋 医師

当ホームページをご覧いただき、まことにありがとうございます.
高齢者介護にお悩みの皆様のお役に立てる情報をご提供できれば幸いです.

1.仙台市圏の本格的な超高齢化社会はこれからです.

戦後ベビーブーム世代が後期高齢者(75歳以上)になる2025年問題、そして第二次ベビーブーム世代が前期高齢者(65歳以上)になる2040年問題を抱えた日本は世界で経験したことのない超高齢化社会になっていきます.2025年には65歳以上の高齢者が3500万人を超え、そのうちの700万人が認知症となります.

介護施設の定員は200万人前後であり、施設に入られない多くの高齢者認知症ケアをどうするか大きな問題です.東北地方の多くはすでに高齢化のピークを過ぎていますが、仙台市圏は2040年にピークを迎えます.私たちユニットケア泉では身体リハビリに加えて認知症リハビリを積極的に行い、高齢者の在宅復帰と社会復帰を目指します.

また介護度の高い在宅復帰困難な方々には長期的な介護プランを提案します.さらに末期癌など終末状態にある方々のターミナルケアも積極的に行っていますので、ぜひご相談ください.

2.良い老人介護施設とは?

私は施設全体が明確な理念を持ち、それを実行していく施設が良い施設だと思います.医療法人共和会の運営理念は以下の五つです.

  1. 私たちは利用者の人権と尊厳、意向と選択権を尊重いたします.
  2. 私たちは利用者の残存能力の維持、向上を図り、生き甲斐を助長します.
  3. 私たちは利用者を家族同様に敬愛し、喜怒哀楽を分かち合います.
  4. 私たちは施設の看護、介護の専門知識や技術を学び、進んで実践いたします.
  5. 私たちは施設を開放し、地域交流を促進いたします.

私たち職員一同は一丸となってこの理念を実行していきます.

3.ユニットケアとは?

当施設は名前の通り、ユニットケアを行っています.ユニットケアとは利用者様全員に個室を用意して、できるだけ自宅に近い環境で一人一人の生活リズムに沿った個別ケアを実現する介護のことです.十人程度の少人数の利用者様を一つのユニットとして、固定されたスタッフでケアを行うため家族のような親近感が生まれます.共有スペースでは食事やリハビリを通して利用者様同士の交流が生まれ、個室ではプライベートな時間を自由にリラックスして使うことができます.

4.当施設での医学管理の実際

私たちは毎朝ミーティングを行い、利用者様の状態を共有してから医師、看護師、理学療法士、介護士による回診を行っています.多職種による様々な観点から問題点を浮き彫りにして改善に繋げています.また見守り介護ロボットを導入し、心拍数、呼吸数、睡眠状態を24時間監視しています.これにより離床時の転倒防止、心肺機能評価、睡眠の質の確認を行って介護向上に努めています.状態に変化のある場合には簡単な血液検査や超音波検査を行って早期に異常を発見するように努めています.しかし、介護老人保健施設は介護保険で運用されているため、施設内で詳細な血液検査やレントゲン検査、CT検査などを行えません.重症化した場合は協力病院へ遅滞なく紹介しています.

5.施設長の経歴

私は40年近く心臓血管外科医をしてきました.若い頃の手術亡率は高く、様々な合併症を経験しました.脳卒中や呼吸不全、肝不全、腎不全、消化管出血など多くの合併症が起こり(心筋梗塞、心不全、不整脈などは言うまでもなく)、何日も集中治療室で寝泊まりしました.おかげで頭から爪先まで多くの病気の管理ができるようになりました.医学管理は安心してお任せください .

履歴

  • 1983.秋田大学医学部医学科卒.
    市立酒田病院(山形県)外科研修
  • 1984.秋田大学心臓血管外科入局(1991助手)
  • 1993.秋田県厚生連平鹿総合病院心臓血管外科科長
    (2007部長.2016副院長)
  • 2019.介護老人保健施設ユニットケア泉 施設長

資格

  • 医学博士(秋田大学)
  • 日本胸部外科学会指導医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本心臓血管外科学会指導医.修練指導医
  • 腹部ステントグラフト指導医
  • 胸部ステントグラフト実施医
  • 老人保健施設管理医師総合研修会修了者
  • 秋田大学医学部臨床教授(〜2018)